地吹雪

 ホワイトアウトまでは行かないけど、ときどき道路が吹雪で見えなくなりました。北海道の冬としては大荒れというほどではありませんが、交通事故も多かったようです。吹雪の中の走行は久しぶりなので、ゆっくり走って安全運転につとめ、予定どうりの時間に帰宅できました。風は強かったけど、地吹雪だけで降雪が少なかったのが幸いしたようです。 
地吹雪
 

しずくの子

雫の中に青い空と緑色の笹が逆さになった小さい宇宙がある。凍っていた雫の中に、融けはじめた結晶が放射状にひろがり、尖った結晶の先に小さい太陽がいっぱい。凍りつくような木枯しに吹かれて絶えていた雫は、真昼の陽射しに危うくなって、小さく揺れた小枝の先からこぼれてしまった。
雫

川霧

 立春が過ぎて日が長くなってきましたが、北国は厳寒期の真っ只中です。シバレタあしたに少し早起きをして、石狩川へ川霧を撮りにいきました。途中、車のライトをつけるほどの霧で、遠景がほとんど望めませんが、逆光になる右岸に作業用の道が除雪をしてあったので、そこへ車を乗り入れました。薄着のまま出かけたので骨の髄まで凍りつくような寒さでした。
 枝にモールのように付いた霧氷と川面から立ち上る川霧、かすかに流れる風であっという間に変わる光彩、寒さをこらえて、シャッターを押し続けましたが、これが限界でした。エンジンはかけっぱなしだったので、車内は暖かいはずなのですが、家に帰ってからもしばらく凍り付いていました。戸外の温度計はなんと氷点下25度以下、次の日まで鼻水が止まりませんでした。
石狩川

雪がいっぱい

 今年も残すところ10日ほどになりましたが、気がついたら屋根に雪がいっぱい積もっています。昨シーズンは、雪下ろしをしないでも潰れないで一冬越すことができたので、今冬も屋根を見ながら心配して過ごそうと思います。
 ガレージ工房は、煙突が雪で埋まってしまいそうだったので、秋に50センチほど長くして、2ヶ所だった支えを1ヶ所増やしたので、少しは安心して見ていられそうです。母屋は屋根が高いので、風で雪が飛ばされていくらか積雪は少ないのですが、ガレージ工房のほうが多く、60センチほど積もっています。
冬景色

水玉

 ミズナラの小枝に積もった雪が、春のような陽射しに融け出し、芽状てんぐ巣から落ちそうになっている。少しずつ垂れ下がってきた水玉に、逆光の風景が細長く写って、太陽が眩しく輝いている。
水滴

ピウケナイ

110628 ピウケナイから望む旭岳は、まだ雪渓が多く、ピウケナイの谷は新緑の季節をむかえている。エゾマツ、トドマツの大木やダケカンバの奥に構える大雪山系は威風堂々として、春のように霞んでいる。
 地図には載っていないピウケナイ山、標高約1,000m、林道の突き当たりにある駐車場から頂上の展望台までは歩いて15分、登山道は背丈を越えるチシマザサに視界をさえぎられ、一人で登るのは少し恐い。

エゾヤナギのネコ

20100422-1 ヤナギの蕾を綿毛がネコの毛のように見えることから、総じてネコヤナギと言うが、ネコヤナギと言う種もあるので、誤解されやすい。
 雄花の開花間もない葯は赤色をおびて、純白の綿毛に良く映える。開花は花穂の中央部からはじまり、上下に咲きすすんで、雄しべは綿毛より長く伸び、葯を外へ出して次々に花粉をつける。

20100422-2 雌花は、ほぼ一緒に開花する。雌しべは綿毛と同じかやや長く伸び、柱頭は黄色。雌雄ともに苞の上部は黒色をおび、花序の中心部は黒く見える。
 多くのヤナギの雄花は、エゾヤナギのように花穂の中央部から開花するが、エゾノバッコヤナギは、花穂の先端から開花し、下へ向かって咲きすすむ。

初冬の里山

20091114-1 キタコブシに残された小鳥の巣。建主は見当がつかないが、鳥に興味がある人が見れば、どんな鳥が作ったのか分かるんだろうな。それにしても、新建材の利用が多い昨今、人の生活圏に近い里山の林道脇に作られた巣なのに、細い枝や根、木の葉、シラカンバの樹皮などの高級な天然素材が豊富に使われている。
20091114-2 沢沿いの林道を少し登ると、アマチャヅルの黒光りした実が揺れていた。摘んで見ると、乾燥していて美味しそうである。前歯で噛むと乾燥した皮がぱりっとはじけて、少し甘い気がしたので、思いっきり噛みながら舌の上に転がした。「苦いっ!」変な癖はないが、苦いことこの上ない。湧き出る唾を、幾度となく吐き出して苦味を堪えるが、この苦さはただものではない。
 

雪が降った

20091101-1 ブドウに雪が積もって、そろそろ収穫時かな。霜にあたると美味しくなると言うけど、強い霜が降りる前に、雪が降ってしまった。雪が被って冷たくなった実を口に入れると、酸味の後にひろがる渋さが、たまらなくブドウの味を引き立ててくれる。
20091101-2 子供達が夏の間食べていたブルーベリーも、紅葉する頃には飽きてしまうらしい。昨日、数粒残っていた実を口に放り込むと、一夏の成果が口いっぱいに広がって、思わず目を瞑ってしまった。鮮やかに朱と山吹に色付いた葉は、雪に映えていっそう艶やかになる。
20091101-3 四季咲きのミニバラ、寒くなると益々色が澄んで、真白い初冬の朝に、真赤な花を咲かせている。でもこれが最後の一輪、我家に着てから10年ほどたつが、最近は株に元気がなく、花の数が少なくなってきた。