十勝の青い空とミズバショウ

 小さな湿地に雪融けの冷たい水が流れています。やっと咲きそろった真白いミズバショウが、十勝の青空を映した水面に写って、遅かった春が東大雪の山麓にもやってきました。木の芽も少しだけ膨らんで、梢に早緑の風がゆれています。
ミズバショウ

モケウニ沼探勝道

 日本海に面したサロベツ湿原では、ワタスゲの綿毛は飛散しはじめていたのに、オホーツク沿岸の猿払村にあるモケウニ沼のワタスゲは、まだしっかりと綿が残っていました。駐車場に車を止めて、10メートルほどの急斜面を下ると、数百メートルの木道が一直線にモケウニ沼に続いています。草刈された木道の下は、水をたっぷり含んだふかふかのミズゴケに覆われ、トキソウやツルコケモモの薄紫の花が咲いています。そして繁茂した湿原植物の上には、真白いカラマツソウが顔をだし、ヨシの葉陰にエゾカンゾウの橙が目をひきます。一面に生えているシダはヤマドリゼンマイで、宗谷の湿原の植生に特徴的です。
モケウニ沼